屋根裏の鳴き声で害獣を見分ける|キーキー・カリカリの正体は?
夜中に屋根裏からキーキー、カリカリという音が聞こえると、何が住み着いているのか不安になるものです。この記事でわかることは、鳴き声・物音のタイプと時間帯を組み合わせて害獣の種類をある程度絞り込む方法です。ハクビシン・アライグマ・イタチ・コウモリ・タヌキ・ネズミの音の違いを表と解説で整理しました。
鳴き声・物音のタイプ別に害獣を診断する
屋根裏に侵入する害獣は種類によって鳴き声や物音の質が大きく異なります。まずは以下の一覧表で、聞こえている音の特徴に近いものを探してみてください。
音の種類・時間帯・害獣の対応表
| 音の種類 | 主な時間帯 | 疑われる害獣 |
|---|---|---|
| 低いうなり声・子どもの甲高い鳴き声 | 夜間(深夜〜早朝) | ハクビシン |
| クルルルという鳴き声・威嚇音 | 夜間(特に深夜) | アライグマ |
| キーキーという甲高い声 | 夜間 | イタチ |
| チチチという微かな音・バサバサという羽音 | 夕方〜夜間 | コウモリ |
| ウーッという低いうなり声 | 夜間 | タヌキ |
| チューチューという鳴き声・カリカリという物音 | 昼夜問わず | ネズミ |
音は1種類だけでなく複数が重なって聞こえることもあります。たとえば「夜だけ低いうなり+子どもの声」が聞こえる場合はハクビシンの親子が定着しているサインです。物音の特徴をあわせて確認することで、より正確に絞り込めます。
害獣別・鳴き声と物音の詳しい特徴
ハクビシン
体重2〜4kg程度で、夜行性です。天井裏を歩く「ドタドタ」という足音とあわせて、低いうなり声や子育て中の甲高い鳴き声が聞こえることがあります。糞尿による天井の染みや悪臭も特徴的な被害です。鳥獣保護管理法上の狩猟鳥獣に分類され、捕獲には市区町村への許可申請が必要です。
アライグマ
体重4〜10kgとハクビシンより大型で、足音も「ドスドス」と重く響きます。鳴き声は「クルルル」という独特の音や、威嚇時の唸り声が特徴です。特定外来生物法により指定されており、無許可での捕獲・移動は法律違反となります。
イタチ
細身の体で、わずかな隙間から侵入します。「キーキー」という甲高い声と、素早い動きによる「カサカサ」という物音が組み合わさって聞こえることが多いです。糞尿の強い臭いも合わせて確認すると特定しやすくなります。
コウモリ
体が非常に小さく、鳴き声はほとんど聞こえないか、「チチチ」という微かな超音波に近い音として感じられる程度です。夕方の出入り時には「バサバサ」という羽音が聞こえます。鳥獣保護管理法上の保護鳥獣であり、捕獲・殺傷は一匹でも違法です。
タヌキ
在来種で、鳥獣保護管理法の保護対象です。動きはおっとりしており、「ウーッ」という低いうなり声が時折聞こえる程度です。足音も比較的静かな傾向があります。
見分けにくい場合の考え方
音の特徴だけで完全に断定することは難しい場合もあります。似た体格の動物同士では音の質が近くなることもあるためです。判断に迷う場合は、糞の見分け方や足音の時間帯などほかの手がかりも組み合わせて確認するとより正確に絞り込めます。
音の正体がわからないまま放置すると、被害はさらに拡大します。屋根裏の物音全般について、原因と対処法を整理した屋根裏から音がする場合の原因と対処法もあわせて参考にしてください。
自分でできる応急処置と専門業者に相談すべきタイミング
鳴き声や物音の正体がある程度絞り込めたら、次は対処のステップです。
- 忌避剤(木酢液・竹酢液・ハッカ油)を屋根裏や侵入経路周辺に散布する
- 燻煙剤で追い出しを試みる(害獣がいない時間帯を選ぶ)
- 光や超音波発生装置で威嚇する
- 害獣がいないことを確認したうえで侵入口を仮封鎖する
一方で、箱罠の設置や毒餌の使用は法律上、個人ではおこなえません。鳥獣保護管理法違反として1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。次のいずれかに当てはまる場合は、専門業者への相談を検討してください。
- 音がしてから数ヶ月以上経過している
- コウモリやアライグマなど法的制約が厳しい種の可能性がある
- 自分で対処したが再び音がするようになった
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Q. 屋根裏の鳴き声が昼間も聞こえるのはなぜですか?
昼夜問わず物音がする場合はネズミの可能性が高いです。ネズミは活動時間が不規則で、夜行性の害獣とは異なり日中にも物音を立てることがあります。
Q. 鳴き声だけで種類を特定できますか?
鳴き声だけで完全に断定するのは難しい場合があります。時間帯・音の重さ・糞の特徴など複数の手がかりを組み合わせることで、より正確に種類を絞り込めます。
Q. 鳴き声が数日で止まったら安心してよいですか?
音が止まっても、害獣が屋根裏に残ったまま静かになっているケースがあります。特に育児中の母獣は巣を動かさない傾向があるため、数日後に再発しないか注意深く観察することをおすすめします。
本記事の最終更新日は2026年8月6日、運営者は編集部(gaijugaichu-navi.com)です。
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